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構成部品
セルベースIC : NEC D85654S(CB-10VX)
Flash Memory : TOSHIBA TC58FV8160AFT-70
Main Memory : Hynix HY57V281620HCT-P (PC100/CL2)
ADSL DSP : Globespanvirata Titanium/GS7070-174 008D A2
ADSL AFE : Globespanvirata GT3180-01-A
ADSL ReadSoromon SRAM : ICSI IS61LV258-15T
WAN Ethernet PHY : KENDIN KS8737
LAN Ethernet SW Chip : KENDIN KS8995
RS232C Transciver : ICL 3243ECA
PCMCIA Buffer : ? P19AF LCX16244
P18AF LCX16245
WAN 1port RJ45 Connector with Transformer : Bothhand LAN-MATE LU1S041C
LAN 4port RJ45 Connector with Transformer : Bothhand LAN-MATE LU4S041CN
Viking/G8000以降ではADSLチップにSRAMが内蔵となったが、Titanium/G7000シリーズは外付けのようだ。RS232CのトランシーバーはSIPEXに同じ型番のがあったのですが、ICLの刻印はどこのかわからず。
速度測定
WDR85FH 7.30
speed.rbbtoday.com
Date: 2002/09/13(Fri) 19:08:34
Download: 40.63Mbps
Upload: 3.5Mbps
その他
再掲。
全体としては、多機能さではおそらく最強(ADSLモデム、ローカル/PPPoEルータ、USB-LAN、RS-232C経由でISDN-TA接続可能、無線LAN機能、無線LAN中継機能、4ポートSWHUB)、個々の機能はそれなりなのでしょうが柔軟性に少々欠けているといった感じでしょうか。
あと無線LAN機能やUSB-LAN機能はほとんど使ってないので正直判りません。SSIDのany拒否が簡単にできるのはよいと思いますが。
サイズの大きいファイルの転送時にハングアップするという話もあるらしいですが私は遭遇したことがないので判りかねます。
WinMXで試したときもやはりハングアップしなかったので判らないですし…柔軟性が欠けている、というのはたとえばDHCPサーバでデフォルトルートの設定と本体のLAN側アドレスを分けることができない、といった些細な点ですが。
また、6.30までのファームウェアではADSLモデム情報が少ないというのもありました。7以降のファームウェアで表示か拡張されましたが。RS232C経由で接続するTAのクイック設定Webからの設定・自動発信に対応していない点、VPN非対応なども。
VPN(パススルーですが)は正式版の7.xファームウェアで対応になるようで。MSNメッセのファイル送信にも対応になるようですね。
まあ未だにADSLモデムのDSP Firmwareが表示されないのは困りものですが(DR202Cでは表示できるのでもしかしたらできるようになるのかもしれません)。
あと単純なADSLモデムとして使用できないという点ですか。ほぼ同一のことをPPPoEブリッジ機能を使えばできますが。
そういえばベータ版として配布されているWarpstar用の7.1eとBR1500H用の7.1eのファイルは内容が同一ですね。FC /bで比較しても一致、md5で比較しても一致してますし。(だからUnifiedと書いたのですけど。DR202Cのマニュアルに載ってるファームウェアは7.14になってましたが)。
内部構成は自社製セルベースICをメインコントローラにしているのでIC内部の構成は不明ですが、型番からするとおそらく0.25μmプロセス(2nd Generation)のCB-10VXかと思われますので、メインCPUはV850E/100MHzまで確実に載せられるはず、VR4120Aが載せられるというパンフレットも有るのですがそこはどうなのか不明(BR1500Hは性能的にVR4120Aじゃないかと思うので載せられるのではないかと思いますが、時期的にいってCB-12じゃないのかという疑問が)。
ほかにATM SAR(UTOPIAバス)、もしかしたらATMセルプロセッサ、外部メモリコントローラ(SDRAM、FlashROM)、USBコントローラ、UART(RS-232C)、EthernetMAC x2、PCMCIAコントローラなどが内部に統合されているようです。
パッケージはPBGAで35mmx35mm、NECエレクトロンデバイスのpin表からするとおそらくpinは352pinから484pinの間かと思われます。
#しかし思いっきりμPD98502と機能がかぶってるような気がするのは気のせいでしょうか。
ほかに載っている細かいパーツは省略して、ほかの主なチップはADSLチップセットのGlobespanvirata製Titanium/G7070、5ポートSWHUBコントローラのKENDIN KS8995(ということでセルペースICとは1ポートのFastEthernetで接続され、おそらくUSB-LAN、無線LAN、RS-232C側からのもセルベースIC上のメインコントローラ経由で来ているのでしょう)です。
スピードはローカルルータ時の速度は測ってないですがPPPoEだとほぼ10Mbps強(Firmware6.x)、40Mbps弱(Firmware7.x)、おそらくPPPoAだともう少し速くなるのではないでしょうか。
(内部がμPD9850xと似ているとすればATM cell processor:たぶんV850カスタム、が負荷軽減できるかと思うので)外部公開用の設定はポートマッピングだけではどうもうまく行かずにウチではフィルタを明示的に設定しないとだめでした(Webサーバ)。
使い勝手の問題としては、アクセスマネージャとらくらくアシスタントという物ですか。アクセスマネージャを使わないとRS232C側からはどうやら発信できないようですし、Firmware Verが6.xまでだとWeb設定だけでは一つの接続先しか設定できませんでした(telnetで設定すれば可能だと思いますが)。
7.xからは4つまでWeb上で設定できるようになりましたが。
また、らくらくアシスタントもIPアドレスを192.168.0.1から変えていた場合、明示的に設定しないとWarpstarを見つけられませんでした。そして一つ一つの動きがどうも緩慢で、さらに構成が少々わかりにくいです。緩慢なのはいちいちtelnetでloginしてコマンド飛ばして帰ってきた結果を加工して表示しているからだと思いますが。また、telnetでconfig表示をするとパスワードが暗号化されずに表示されるのはどうかと思います。
ちなみにファームウェアアップデートユーティリティーはTFTPによる更新を行っていました。(Etherealでチェック) またクイック設定Webもほぼすべての設定を有効にするには再起動が必要なのが問題点でしょうか。もう少し再起動しなくてすむようにしてほしかったものですが。別にLAN側アドレスの変更でも再起動しなくていいと思うのですけれど。SEIのやつなどは再起動が必要なのはそれほど多くないですし(VxWorksだからかもしれませんが)、BA5000proの様に再起動が必要でも再起動にかかる時間が短い・ADSLモデムを内蔵していないのならまだマシですが、Warpstarは再起動時間も少々かかるので。
特徴の一つらしいシングルユーザーアクセスモードも結局GapNATのようになるわけではないのであまり意味がなく(PPPoEブリッジの方が役に立つ)、よくあるDMZホスト機能に近い程度のものでしか有りません。
LogもWeb上からではsyslog的に使えず、telnetで設定しないと別ホストに飛ばすことができないようです。telnetコンソールもふつうに使用することを考えてない為かコマンドヘルプも呼び出せませんし。
システム管理という点では現行Directstar(ALLIS/FOS系)の方がこなれている様に感じました。まああちらは元々企業向けルータのOSですから当然でしょうが。
ちなみにどっちも電源切ると時間が消滅するのは同じみたいですね。ただWarpstarは7.xからNTPクライアント機能が実装されて起動時にアクセスできるようになったようなのでその点はWarpstarの方がいいと言えるかもしれません。
このWarpstarのFirmwareはどこから来てるものなのか判りませんがIR450時代からのものだとしたらこの微妙に押しつけがましい感じを受ける点も納得できますが。どうも想定した使い方というものをはずれると使いづらさをとても感じる点などがとくに。そして現在では機能が増えすぎて設定も簡単・詳細設定どっちつかずな雰囲気になってしまっているように感じますので、簡単なウィザードモードと詳細な設定モードを完全に分けてしまう(たとえばTE4xxxシリーズのようにuser:簡単設定、admin:詳細設定)ほうがわかりやすいのでは。 #TE4xxxもMN128シリーズとYamaha RTを参考にしたのではないかと思われる作りですが。
VPNパススルーなどにはファームウェアアップデートで対応しました。